規制・標準

ISO/IEC 42001 ISO/IEC 42001

一言でいうと: AIマネジメントシステムに関する世界初の国際規格。AIの開発・運用におけるガバナンス体制を認証する。

詳しい解説

ISO/IEC 42001は、2023年に発行された、AIマネジメントシステム(AIMS: AI Management System)に関する世界初の国際規格です。組織がAIを開発・提供・利用する際のガバナンス体制、リスク管理プロセス、責任の所在などを体系的に整備するための要求事項を定めています。ISO/IEC 27001が情報セキュリティ全般を対象とするのに対し、ISO/IEC 42001はAI特有のリスク(バイアス、説明可能性、誤用の防止など)に焦点を当てている点が特徴です。

なぜ重要か / 企業への影響

AIを事業に活用する企業が増える中、ISO/IEC 42001の認証取得は、自社のAI活用が適切なガバナンスのもとで行われていることを対外的に示す手段として注目されています。特にEU AI法のような規制対応を見据え、国際規格に沿ったAIガバナンス体制を先行して整備しておくことは、将来的な規制強化への備えにもなります。中小企業にとっては認証取得のハードルが高い場合もありますが、規格が示すフレームワークの考え方(リスク評価、役割分担、継続的な見直し)を自社のAI活用方針に取り入れることから始めるのも有効です。

最終更新日: 2026年7月13日

関連用語

  • ISO/IEC 27001 ISO/IEC 27001 — 情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の国際規格。組織の情報セキュリティ管理体制を第三者が認証する。
  • NIST AI RMF NIST AI Risk Management Framework — 米国NISTが策定した、AIのリスクを管理するための実践的なフレームワーク。
  • EU AI法 EU AI Act — AIをリスクの大きさで分類して規制する、世界初の包括的なAI規制法。