EU AI法 EU AI Act
一言でいうと: AIをリスクの大きさで分類して規制する、世界初の包括的なAI規制法。
詳しい解説
EU AI法は、欧州連合が制定した世界初の包括的なAI規制法です。AIシステムをリスクの大きさで「許容できないリスク(禁止)」「高リスク(厳格な義務)」「限定リスク(透明性義務)」「最小リスク」に分類し、それぞれに異なる義務を課すのが特徴です。高リスクに分類されるAI(採用選考、信用審査、重要インフラ等)には、リスク管理、データ品質、人間による監督などの義務が課され、違反には高額の制裁金が定められています。EU域外の企業でも、EU市場にAIサービスを提供する場合は適用対象になります。
なぜ重要か / 企業への影響
EUで事業を行う、またはEU向けにAI機能を含む製品・サービスを提供する日本企業は直接の適用対象になり得ます。直接の取引がなくても、グローバル企業の調達基準を通じて対応を求められる可能性があります。自社のAI利用がどのリスク区分に該当しそうかの棚卸しから始めるのが実務的です。
実務での判断まで踏み込む
- 生成AIの利用規程に何を書くか — 他社がつまずく5つの箇所 — 生成AIの社内規程は、禁止事項を並べるだけでは運用されません。実際に問い合わせが集中する論点と、判断を現場に委ねられる規程の書き方を整理します。
最終更新日: 2026年7月13日
関連用語
- NIST AI RMF NIST AI Risk Management Framework — 米国NISTが策定した、AIのリスクを管理するための実践的なフレームワーク。
- AIレッドチーミング AI Red Teaming — 攻撃者の視点でAIシステムを意図的に攻撃し、弱点を公開前に洗い出すテスト。