規制・標準

ISO/IEC 27001 ISO/IEC 27001

一言でいうと: 情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の国際規格。組織の情報セキュリティ管理体制を第三者が認証する。

詳しい解説

ISO/IEC 27001は、情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS: Information Security Management System)に関する国際規格です。組織が情報資産を守るための方針・体制・リスク管理プロセスを体系的に整備し、第三者機関の審査によって認証を取得できます。個別の技術対策を規定するものではなく、組織全体としてのセキュリティマネジメント(PDCAサイクルによる継続的改善)を求める点が特徴です。日本国内でも多くの企業が取得しており、取引先からの信頼性を示す指標として広く使われています。

なぜ重要か / 企業への影響

AIを活用したサービスを提供する企業にとって、ISO/IEC 27001の認証取得は、取引先や顧客に対して組織的な情報セキュリティ管理体制を示す手段になります。特にAIシステムが扱う学習データや顧客データの管理体制について、取引先から認証取得を求められるケースも増えています。認証取得自体を目的化するのではなく、実際のリスク管理プロセスとして機能させ、AI関連の新しいリスク(モデルの脆弱性、プロンプトインジェクション等)も既存のISMSの枠組みに組み込んでいくことが重要です。

最終更新日: 2026年7月13日

関連用語

  • ISO/IEC 42001 ISO/IEC 42001 — AIマネジメントシステムに関する世界初の国際規格。AIの開発・運用におけるガバナンス体制を認証する。
  • NIST AI RMF NIST AI Risk Management Framework — 米国NISTが策定した、AIのリスクを管理するための実践的なフレームワーク。