ServiceNow AI Platformに深刻なRCE脆弱性、修正版公開
- ServiceNow AI Platformにサンドボックス回避型のRCE脆弱性(CVE-2026-6875)が判明
- CVSSv4.0スコア9.5の「クリティカル」評価で認証不要のコード実行が可能
- セルフホスト版向けに修正パッチを提供、ホスト型サービスは適用済みで悪用未確認
AIセキュリティとの関連: AI開発・運用基盤であるServiceNow AI Platform自体の脆弱性であり、AIインフラのセキュリティリスクとして直接関係する。
何が起きたか
ServiceNowは2026年7月13日、同社の「ServiceNow AI Platform」に深刻な脆弱性CVE-2026-6875が存在すると発表し、セキュリティアドバイザリを公開した。特定条件下でこの脆弱性を悪用すると、サンドボックス環境を回避し、認証を経ることなく任意のコードを実行できるという。CVSSv4.0によるベーススコアは9.5と算出され、4段階評価のうち最も深刻な「クリティカル」に分類されている。同社はセルフホスト環境の利用者やパートナー向けに、Brazil GA/EA、Australia Patch 2、Zurich Patch 9/7b、Yokohama Patch 13/Patch 12 Hot Fix 1bなど複数バージョンの修正版を提供した。またホスト型サービスについてもすでにパッチを適用済みであり、現時点で脆弱性が実際に悪用された形跡は確認されていないと説明している。
誰に・どう影響するか
大企業では、ServiceNowをカスタムAIワークフローや業務自動化基盤として自社環境(セルフホスト)で運用しているケースがあり、こうした環境では修正版への更新が完了するまで攻撃者による認証不要のコード実行リスクが残る。特にAI Platformを他システムと連携させている場合、侵害範囲が広がる可能性がある。中小企業では多くがホスト型(SaaS)サービスを利用しており、ServiceNow側でパッチが適用済みのため直接的な対応作業は基本的に不要だが、契約しているプランやカスタマイズ状況によっては自社側の設定確認が推奨される。
今すぐやるべきアクション
- セルフホスト環境を利用している場合は該当バージョンの修正パッチ(Brazil/Australia/Zurich/Yokohama系)を至急適用する
- ホスト型サービス利用者もベンダーからの正式な適用完了通知を確認する
- ServiceNow AI Platform関連のアクセスログを確認し、不審な挙動がないか点検する
- 自社のAI基盤・SaaS資産棚卸しを行い、同様のサンドボックス機構を持つ製品の脆弱性情報も継続的に監視する
重大度の判定理由
重大度「高」: CVSS9.5のクリティカルで認証不要RCEだが、修正版提供済みかつ現時点で悪用未確認のため緊急ではなく高と判定。