基礎セキュリティ

インシデント対応 Incident Response

一言でいうと: セキュリティ事故が発生した際に、被害の把握・封じ込め・復旧・再発防止を行う一連のプロセス。

詳しい解説

インシデント対応は、不正アクセスや情報漏えい、マルウェア感染といったセキュリティインシデント(事故)が発生した際に、被害状況の把握、被害拡大の防止(封じ込め)、原因の除去、システムの復旧、再発防止策の実施までを体系的に行うプロセスです。一般に「準備」「検知・分析」「封じ込め・根絶・復旧」「事後対応」という段階に整理されます。AIを使ったインシデント(プロンプトインジェクションによる誤動作、AI生成物による情報漏えい等)への対応手順を、既存のインシデント対応計画に組み込む企業も増えています。

なぜ重要か / 企業への影響

インシデントは「起きるかどうか」ではなく「いつ起きるか」という前提で備えることが重要です。対応手順があらかじめ整備されていない企業では、実際にインシデントが発生した際に対応が後手に回り、被害が拡大しやすくなります。中小企業では専門知識を持つ人材が不足しがちなため、外部のセキュリティベンダーとの事前契約や、最低限の初動対応手順(誰に連絡し、何を止め、何を記録するか)を文書化しておくことが実効性のある備えになります。

最終更新日: 2026年7月13日

関連用語

  • SOAR(セキュリティ運用自動化) Security Orchestration, Automation and Response — セキュリティインシデントへの対応手順を自動化し、対応スピードを高める仕組み。AI-SOCの中核技術の一つ。
  • AI-SOC AI-driven Security Operations Center — アラートの分析・調査・一次対応をAIが自動化するセキュリティ運用の仕組み。

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