SOAR(セキュリティ運用自動化) Security Orchestration, Automation and Response
一言でいうと: セキュリティインシデントへの対応手順を自動化し、対応スピードを高める仕組み。AI-SOCの中核技術の一つ。
詳しい解説
SOAR(Security Orchestration, Automation and Response)は、SIEMなどが検知したセキュリティアラートに対して、あらかじめ定義した対応手順(プレイブック)に沿って、調査・分析・初動対応を自動的に実行する仕組みです。例えば「不審なログインを検知したら、該当アカウントを一時停止し、関連ログを収集し、担当者に通知する」といった一連の作業を人手を介さず実行できます。近年はAIエージェントがプレイブックの一部または全体を担う「AI-SOC」の中核技術としても位置づけられています。
なぜ重要か / 企業への影響
セキュリティ人材が不足している中小企業にとって、SOARは限られた人員でも一定水準の初動対応を実現する手段になり得ます。大企業では大量のアラートの中から本当に重要なものを絞り込み、対応の抜け漏れを防ぐ効果があります。一方で、自動化された対応手順自体が誤った設定になっていると、正当な業務を誤って停止させてしまう「誤検知による業務影響」も起こり得るため、導入後も定期的なプレイブックの見直しと精度検証が欠かせません。
最終更新日: 2026年7月13日