基礎セキュリティ

フィッシング Phishing

一言でいうと: 実在の組織を装ったメールやサイトで、認証情報や個人情報をだまし取る攻撃手法。生成AIで巧妙化が進む。

詳しい解説

フィッシングは、金融機関や取引先、社内の情報システム部門などを装ったメールやWebサイトを使い、ユーザーをだましてID・パスワードやクレジットカード情報などを入力させる攻撃です。近年は生成AIの登場により、不自然な日本語や不審な文面といった従来の見分け方が通用しにくくなっています。AIを使えば攻撃者は文法的に自然で、実在の担当者の文体を模倣したフィッシングメールを大量かつ低コストで作成できるようになりました。

なぜ重要か / 企業への影響

フィッシングは依然として企業への不正アクセスの主要な侵入経路の一つです。生成AIによって文面の質が向上したことで、これまで「不自然な日本語」を根拠に注意喚起してきた社員教育の効果が薄れつつあります。多要素認証(MFA)の導入、疑わしいメールの報告体制の整備、フィッシング耐性のある認証方式(パスキー等)への移行が、AI時代のフィッシング対策として重要性を増しています。特に経営層や経理担当者を狙った標的型フィッシング(スピアフィッシング)には注意が必要です。

最終更新日: 2026年7月13日

関連用語

  • 多要素認証(MFA) Multi-Factor Authentication — パスワードに加えて、スマホ確認や生体認証など複数の要素で本人確認する仕組み。
  • ディープフェイク Deepfake — AIで生成した本物そっくりの偽の音声・映像。なりすまし詐欺や偽情報拡散に悪用される。

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