DLP(情報漏えい対策) Data Loss Prevention
一言でいうと: 機密情報が社外へ不正に送信・持ち出されるのを検知・防止する仕組み。
詳しい解説
DLP(Data Loss Prevention)は、社内の機密情報(個人情報、顧客データ、営業秘密など)が、メール、ファイル転送、クラウドサービス、外部AIツールなどを通じて社外へ不正に流出することを検知・防止するための仕組みです。従来はメールやUSBメモリ経由の持ち出しを主な対象としていましたが、生成AIの普及に伴い、ChatGPTなど外部AIサービスへの機密情報の入力(シャドーAI経由の漏えい)を検知・ブロックする機能を備えたDLP製品も増えています。
なぜ重要か / 企業への影響
従業員が業務効率化のために外部の生成AIサービスへ、意図せず機密情報を入力してしまうケースは、企業規模を問わず起こり得るリスクです。特に契約書のドラフト作成、顧客対応メールの下書き、社内資料の要約などの用途で、機密情報を含むテキストがそのままAIに貼り付けられる例が報告されています。DLPを導入することで、こうした情報の流出を技術的に検知・制御できますが、同時に従業員への利用ガイドライン周知や教育も併せて行うことが実効性を高める鍵となります。
実務での判断まで踏み込む
- シャドーAIをどう把握し、どこまで禁止するか — 全面禁止が失敗する理由 — 会社が把握していない生成AI利用は、禁止しても止まりません。実際に何が起きているかを把握する方法と、業務を止めずにリスクを下げる線引きの考え方を整理します。
- 生成AIの利用規程に何を書くか — 他社がつまずく5つの箇所 — 生成AIの社内規程は、禁止事項を並べるだけでは運用されません。実際に問い合わせが集中する論点と、判断を現場に委ねられる規程の書き方を整理します。
最終更新日: 2026年7月13日